1. ホーム
  2. 育毛剤の基礎知識
  3. ≫男性用の育毛剤と女性用の育毛剤の違い

男性用の育毛剤と女性用の育毛剤の違い

そもそも男性と女性の脱毛のメカニズムの違いがあるということをご存知でしょうか。そのため、女性が男性用育毛剤を使うよりは女性用育毛剤を使うほうが効果をしっかりと感じられるといわれています。男性型脱毛とはAGAと呼ばれることも多い男性の薄毛の状態のことをいいます。基本的に思春期以降の男性に起きるもので、前頭部の髪の生え際が後退したり、頭頂部の髪のボリュームがなくなったりして頭皮が見えやすい状態になります。抜け毛が多く、髪が細くなったりもします。また特徴として頭皮が脂っぽかったり、毛がのびない、セットしにくくなったなどの症状があり、それらは徐々に進行していきます。原因の多くは男性ホルモンであるテストステロンが酵素によって変わる「ジヒドロテストステロン」という成分です。遺伝が原因となっているものもありますが、どちらかといえばホルモンの影響のほうが大きいといわれています。

そして女性型脱毛とはFAGAと呼ばれるもので、一般的にAGAといえば男性ホルモンが原因となるため、女性とは縁がないものではと考えられがちです。しかし実は女性にも男性ホルモンは存在しており、テストステロンが変化してジヒドロテストステロンになる過程やそれによって薄毛になってしまうというのは男性と同じです。しかし男性に比べて女性の薄毛が少ないのは女性ホルモンが男性ホルモンとは逆に毛髪を育てるものであるという点が大きいでしょう。つまり女性ホルモンの分泌が活発であればあるほど毛が薄くなってしまうという確率は低くなるというわけです。女性ホルモンのエストロゲンの影響はヘアサイクルにも関係しており、毛が生まれ変わるまでのサイクルも長いため、もし薄毛がおきたとしてもその進行はかなり遅いので気になる状態になるまでは非常に時間がかかります。それなのに女性が薄毛になってしまう原因は加齢やストレス、過度のダイエット、パーマや染毛などの影響もあります。また男性型と女性型の薄毛の状態は全く違います。男性の場合、髪の生え際や頭頂部など部分的に薄くなるのが特徴で、髪が抜けてしまいます。しかし女性の場合は毛が抜けるというよりは髪の太さが細くなり、隙間が増えるために薄くなって見えるというものです。そのため部分的ではなく、頭髪全体が薄くなっているのです。そして男性型脱毛はどんどん進行していくため、治療をしないと頭髪は減っていく一方ですが、女性型であれば女性ホルモンがある程度は分泌しているため、そうなってしまうこともほとんどありません。そのため、男性用育毛剤と女性用育毛剤の主な成分は違います。

女性用育毛剤は栄養成分が主流に配合されており、男性用育毛剤は血行促進成分が主流となっています。男性用は男性ホルモン抑制や血行改善のための成分が配合されています。女性用は女性ホルモン分泌現象、頭皮の栄養状態が低くなってしまっているので、それを改善するための栄養を補給する必要があるのです。販売されている育毛剤の中には男女兼用で使えるという便利なものもあります。男女兼用の育毛剤には男性のために必要な成分、そして女性のための成分の両方が配合されています。センブリエキスオウゴンエキスは男性向けの成分、ヒオウギエキスは女性ホルモンに似た効果を発揮するといわれている成分です。ですから、男女兼用の育毛剤であれば使っても効果はある程度感じることができると期待はできます。しかし、できれば男性は男性用を女性は女性用を使うほうが無難です。また同じ男性用、女性用であっても育毛剤を販売しているメーカーはたくさんありますので自分にあったものをまず見つけることが大事です。男性用であればどれも自分に合うというわけではありません。またその効果を感じるまでも個人差がありますので、他の人と効果が出るまでを比較するのはやめておいたほうがいいです。また即効性があるものでもありませんから、少なくとも半年ほどは様子を見るつもりで使ってみるのがおすすめです。育毛剤は安いものでもないのでおまとめ買いなどお得な購入方法を利用するのが良いです。継続する必要があるものですから、価格は重要です。効果が良いと謳われているものであっても価格が高過ぎて継続できなければ意味がないからです。自分が継続購入するのにも問題がなく、効果もそれなりに感じるものを選ぶようにしましょう。もし夫婦で薄毛に悩んでいるということであれば男女兼用のものを試してみるのも悪くはないです。ただし1本を2人で使うことになりますので、その分減り方は早まりますからそのあたりもきちんと考えておくのが得策です。自分にあうかどうかを知るためにはまずは1本のみを購入して使ってみて、頭皮の状態などに変化を感じられるようであれば継続購入するというのも良い方法になります。一番良くないのは薄毛に気づいているのにそれを認めずに放置しておくことです。

たくさん種類があるAGAの育毛剤の中から効果があるものを選ぶのであれば、必要な成分がしっかりと入っているかを購入前にチェックしておくのが必須です。例えば必ず入っているべきものはまず皮脂分解成分です。これは男性の頭髪が薄毛になってしまう原因の一つに過剰に分泌されている頭皮の皮脂があるからです。そして男性ホルモンが主な原因になっていることがほとんどなので男性ホルモン抑制作用のある成分が入っていることも確認しておきましょう。他は抗菌成分、血行促進作用成分です。男性用育毛剤は女性用と比べると刺激が強めになっているのが特徴で、洗い心地としてはさっぱりめになっています。

一方で女性用の育毛剤を購入する前にチェックしておくべきものは鉄分などの栄養成分や保湿剤です。鉄分がなぜ必要かといえば、女性の脱毛には貧血が関係していることが多いからです。貧血があると血流が悪くなりますので皮膚が乾燥しやすくなり、乾燥した肌は炎症も起こしやすいです。なぜ脱毛しやすいかといえば毛のたんぱく質であるケラチンという成分を合成するためには鉄分が必要となるからです。そして頭皮のたんぱく質も毛のたんぱく質と同じくケラチンとなっていますから、貧血によって頭皮の乾燥もおきてしまうというわけです。すると皮脂分泌も減ってしまい、毛が乾燥しやすくフケが出やすい状態になります。貧血ぎみの方はまずその症状が改善されるように治療を受けてみるのが良いでしょう。それによって改善すれば育毛剤を購入しなくても薄毛の状態が徐々に改善されていく可能性が期待できます。ちなみに医療機関で購入することができる育毛剤のほとんどは保険適用となりません。薄毛の治療は病気ではないために必ず改善しなければいけないというものではないからです。しかし円形脱毛症の治療に使われるフロジン液は例外的に健康保険が適用されることがあります。

また出産後に女性が脱毛症に悩むということがありますが、これは一時的なものであり、ずっと続くものではありませんから一般的な薄毛ともまた違います。産後脱毛症は妊娠や出産による急激なホルモンの変化が原因で起こります。妊娠すると女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが増えます。そのため、妊娠中は一時的に髪の毛や体毛が増えて毛深くなってしまったという人もたくさんいるのです。そして逆に産後はそれだけ増えていた女性ホルモンが急激に減ってしまいますので妊娠中にあまり抜けなかった毛が一気に抜けてしまい、ヘアサイクルが追いつかず、新しい毛が成長する前に毛が抜けてしまうので脱毛症となってしまいます。さらに産後は脱毛や子育てのストレス、授乳や赤ちゃんのお世話をすることによって睡眠時間が減ってしまうこと、以前のように食事をとることができなくなりやすいなども原因となってしまいます。この産後脱毛症の場合はホルモンが正常な状態に戻ることで改善されるので、通常は産後すぐから脱毛が始まり、産後6か月から1年ほどで元通りになります。治療までは必要がないものですが、授乳中や妊娠中などでも使える育毛シャンプーや育毛剤などもありますので、どうしても気になるという方はそういうものを利用するのがおすすめです。授乳中でも使えるくらいなので頭皮や髪に優しいのはもちろん、自然素材のみを使っているので産後脱毛症以外の方でも使うことができます。

脱毛を防ぐためにはストレスをためないこと、そして普段の食事から気をつけておくことも大事です。例えば牛乳や小魚、チーズなどのカルシウム、大豆や肉、卵などのたんぱく質、豚肉やレバー、魚などに含まれるビタミンB群、ほうれん草や海藻類に豊富に含まれている亜鉛や鉄などのミネラル類がおすすめです。そして規則正しい生活をしてリズムを整えること、質の良い睡眠をしっかりととることなども心がけるようにしましょう。産後脱毛症になりやすい人は高齢出産の方、2人目以降の出産をした方、母乳育児をしている方です。高齢出産の方は年齢により回復力が遅めですし、体と同じようにヘアサイクルの乱れが回復するまでも遅めです。そして2人目以降出産の方の場合は1人目より年齢が高くなっていること、そして1人目のお子さんのお世話もしなければいけないのでストレスが非常にたまりやすいです。そして母乳育児の場合は母乳がお母さんの栄養から作られているため、母乳に送られる栄養が増えることでお母さん自身の栄養が不足してしまうのです。ただでさえ栄養不足の体なので体内に入ってきた栄養は真っ先に体に使われます。頭髪に栄養がいくのは最後になります。そのため、脱毛になりやすいのです。

育毛剤を使う場合は自分の状況によって使い分けるのが良いです。自然派の育毛剤もいくつも出ていますので、より頭皮や髪に優しいものを求めるのであれば、配合されているものは自然素材のものにするのが良いです。