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発毛剤のメリット・デメリットとは

薄毛や脱毛が気になっていらっしゃる方にとって、発毛剤に頼らざるを得ない場合もあるでしょう。ですがいざ実際に使うという段階になってみると、そもそも発毛剤とはどのようなものなのか、あるいはそのメリットやデメリットといったものについてあまり知らないということに気づかされるでしょう。知識のないままにこのような薬を使うのは非常に危険なことです。ここではまず前半で発毛剤についての様々な知識について紹介し、後半ではその良い点と悪い点に焦点を当てて解説していきましょう。

ではまず発毛剤とはどのようなものであるかについてです。そもそもこの薬は薄毛や抜け毛に悩まされていらっしゃる方が服用するものです。ですからその期待すべき効果とは発毛や増毛ということになります。このような効果はもちろん発毛剤によって得られますが、食事から薄毛や抜け毛を防ぐこともできるので、そちらを紹介しましょう。まず動物性脂肪の高い食べ物はなるべく避けるようにしましょう。このような食べ物は皮脂の分泌を増やすことにつながり、薄毛や抜け毛を促進してしまうことにつながります。さらにこれ以外にも血流を悪くするはたらきのせいで髪の成長を止めてしまうという悪影響も及ぼします。香辛料や唐辛子の多く刺激の強い食べ物も避けるべきでしょう。汗のかきすぎは髪への効果を考えるとよくありません。皮脂を大量に分泌させることになるので、毛穴を詰まらせてしまうからです。塩分の強い食べ物も良くないとされています。塩分の過剰摂取は動脈硬化や高血圧につながり、血流を妨げてしまいます。頭皮の血液の循環が悪くなることは髪にとっては良くないことなのです。他にも加工食品など、栄養価の低い食べ物主体の食生活は薄毛に繋がると言われています。このような食べ物による薄毛や抜け毛の治療は、薬と比べると非常に安全度は高いものです。またその他の生活習慣病などの予防にもつながるため、たいへん有用であると言えるでしょう。

しかし発毛や増毛を食生活のみによって改善しようとすることは難しいのも事実です。加えて忙しい現代人にとって、バランスよく天然の食材に頼った食事を心がけるのは、残念ながら至難のことがらとなってしまっています。ですから発毛剤に頼らなければならないのです。最近抜け毛が増えてきたな、という方はすぐに治療を行なった方が良いのが現実です。なぜなら放っておくとどんどん加速しながら進行してしまうからです。このような状況の特に始めの方では、本人の中ではあまり実感がわかないということもよくあることです。それは自分自身が認めたくないということのほかに、毛根のダメージは痛みを感じないから、というものも挙げられます。しかしほったらかしにしておくと、頭髪を作る細胞は死滅してしまいます。そうなってしまうともう手遅れと言わざるを得ません。頭髪を作る細胞のことを毛母細胞と呼ばれますが、その寿命は約50年ほどで終わってしまいます。頭髪が生え始めてから成長し、それから衰えるまでは2年から6年と非常に幅があります。ですからヘアサイクルを長く保てなければ早い段階で抜け毛に悩まされることになってしまうのです。男性型脱毛症、すなわちAGAの方の場合はこの期間が1年未満の場合すらあります。さて発毛剤の期待すべき効果については軽く前述しましたが、詳しく述べると二段階あるのです。まずは育毛することです。頭髪がなくなってしまった状態からふさふさに戻すということが必要になります。次にせっかく生やした頭髪を将来的に再び失わないような頭皮の環境を手に入れることです。医師で処方されるものもありますが、ここでは市販の発毛剤を選ぶ上で必要な条件について紹介しましょう。まずは抜け毛を減らす成分が配合されていること、それから育毛成分が配合されていることにも注意しなければなりません。

このような基本的な成分についてはよく調査しておきましょう。自分の症状によっては効かない成分を主成分にしている場合もあります。特に男性型脱毛症、すなわちAGAの場合には有効成分が普通の抜け毛に効くものと異なります。それから頭皮への浸透力にも注意を払う必要があります。どれだけ有効成分が含まれていても、浸透しなければ意味がありません。しかし頭皮には皮脂があり、その他の汗などの分泌物も多く乗っかった状態です。この奥へと浸透させるのはなかなか難しいのです。また余計な添加物が含まれているケースにも十分注意しましょう。特に香料などには気をつけるべきです。この香料がくせ者になる場合はよくあることです。よくあるまがい物の発毛剤では、アルコールのすっとする刺激や香りだけでごまかしているのが一般的な手法になっています。
ですからよく吟味しなければなりません。また育毛サプリがセットされていれば、文句なしです。体の内側からも頭髪の成長に必要な成分を供給することができるからです。このような条件を全て満たす発毛剤が良いものだと言えるのです。

それでは発毛剤のメリットとデメリットについて紹介しましょう。発毛剤と一口に言っても市販されているものや、医師で処方されるものもあります。まず市販されているものについてです。こちらの有効成分はミノキシジルという物質です。日本では大正製薬のリアップに含まれている成分として有名ですが、このミノキシジルという物質の発毛に対しての医学的なエビデンスはどのようなものなのでしょうか。この物質には血管を拡張させる働きがあります。そのおかげで血流が良くなり頭髪を作る毛母細胞に栄養が行き渡るようになり、毛母細胞の分裂が活発化するということにつながります。そうすると頭髪の増加を促すという効果を得ることができるのです。このミノキシジルですが、そもそもは血管を拡張し血圧を下げるための効果がある薬としてアメリカで使用されていたという経緯があります。その副作用で多毛症になってしまうことが明らかになってから、薄毛の進行予防薬になりました。このミノキシジルを含んだ発毛剤のメリットを一言でいうと、男性型脱毛(AGA)にも効くということが立証されていルことでしょう。その他の発毛剤ではAGAに対しての発毛効果は実証されていません。また円形脱毛症などにもその効果は認められています。特に頭頂部の薄毛の進行に対しては絶大な効果を発揮します。一方で前頭部やM字部分にはあまり効かないということも言われています。

一方でそのデメリットを一言でいうと、副作用があるということです。例えば強い眠気や頭痛、倦怠感など、一般的な薬剤に対して起こりやすい副作用は、ミノキシジル配合の発毛剤でも確認されています。また性欲減退に繋がりEDになってしまったというケースもあります。さらに発毛効果が頭髪だけではなく全身に現れてしまい、頭髪以外の箇所の体毛が濃くなってしまう症例も確認されています。このような副作用の存在は、ミノキシジル配合の発毛剤である大正製薬のリアップを、厚生労働省が第一類医薬品(薬の副作用により日常生活に支障が出る程度の健康被害が生じる恐れがある医薬品のうち、特に注意が必要なものや新規の医薬品)に指定している理由でもあります。ですが発毛効果は実証されているので、特にAGAの方は試してみるのが良いでしょう。薬局ではもちろんリアップを購入することができますし、お値段は5000円〜7000円程度と手に入れやすい金額となっています。ただしミノキシジルには塗布タイプとタブレットタイプの二つがあるのですが、後者の方は薬局では法律により入手できません。ですからタブレットタイプを服用するためには、病院や専門クリニックの診察を受ける必要があります。お値段も診察代が上乗せされるので、一度の診療で10000円以上するケースも珍しくありません。また市販の発毛剤に抵抗がある方は、このようなところで専門医師の診察の元で使用を開始してみるのも良いでしょう。さて、病院や専門クリニックではミノキシジルの他に、もう一つの発毛剤を処方してくれます。それはプロペシア(フィステナリド)です。

こちらのメリットを一言でいうと即効性です。服用し始めてから半年程度で約半分の方が、さらに1年で6割、2年で7割、3年で8割の方が増毛を実感しているという結果が現れているのです。プロペシアの服用に関しては一日一回、1mgの錠剤を一つ飲むのが原則となっています。飲むタイミングは自由で、特に食後が良いなどという指定はありません。このプロペシアはミノキシジルのように市販はされておりませんので、入手したい方はやはり病院や専門クリニックに通院する必要があります。しかし今の日本の制度ではAGAの治療に保険は効きません。ですからミノキシジルの場合と同じように、診療費は高額になってしまう傾向があります。具体的には1ヶ月あたり普通の皮膚科では10000円程度、専門クリニックで血液検査や遺伝子検査などを行ってくれているところでは、もう少しお高くなってしまい15000円程度となっています。中には個人の輸入サイトで安くプロペシアを入手される方もいらっしゃいますが、やはり医師の診察の元で処方されたものの方が安全性は格段に高いでしょう。このような個人輸入サイトについては厚生労働省からも注意喚起がされています。ですが最もプロペシアについて注意すべきことは、その副作用です。ミノキシジルの場合に見られる副作用はプロペシアでも確認されています。またED、性欲減退になる人の割合はこちらの方が多いという報告もなされています。具体的には100人中2〜3人程度が、このような副作用に悩まされているのです。また肝機能障害に陥りやすいという傾向もあります。食欲の減退や疲労感が抜けにくい体質になり、肝炎や肝臓ガンなどのリスクもあるのです。まとめると発毛剤にはミノキシジルとプロペシアの2種類がありますが、なるべく医師に処方してもらう方が賢明ということになります。また個人で利用する場合は充分その成分や副作用に注意し、日々の食生活などの側面からも抜け毛や薄毛を防ぐ努力をするべきなのです。